最近よく聞く『温活』という言葉。
温活とは、日常生活の中で体を冷やさないようにしながら体を芯から温めて、基礎体温を健康を維持するための適正な体温(理想は36.5℃~37.0℃)まで上げる活動のことを言います。
昔の人は平熱が37度あったそうですが、現代人は35度台の人も多いようです。
低体温は生活習慣で改善することができるので、温活をして元気に過ごしましょう!
低体温の影響
低体温になると血流が悪くなり、栄養や酸素が体の隅々までいき渡らなくなるので新陳代謝や基礎代謝が低下します。
そうなると免疫力が低下して自律神経が乱れて肌荒れや便秘になりやすく、肩こりや頭痛、腰痛なども起こりやすくなります。
体温が1度下がると免疫力は約30%、基礎代謝量は約12%ダウンすると言われています。
飲食で温活
飲食で行う温活は、毎日無理なく続けることができて体を内側から温めることができるので効果が期待できます。
・白湯を飲む
体に優しい飲み物の白湯は、体を芯から温めてくれます。
特に起き抜けに白湯を飲むと内臓が一気に温まり働きが良くなります。
・生姜をプラス
体を温める効果の高い生姜は、温活にピッタリです。
生の生姜は体を冷やしてしまうので、蒸し生姜などがおすすめです。
お料理にはもちろん、紅茶やお味噌汁に白湯などの飲み物にもプラスすると体がポカポカしてきますよ。
・陽性食品を食べる
食べものには体を冷やす食べ物の陰性食品と、体を温める食べ物の陽性食品があります。
陽性食品を選んで食べることで効率的に体を温めることができます。
主な陽性食品は、りんご、ごぼう、にんじん、れんこん、しょうが、シナモン、漬物、チーズ、海藻類、 鮭、卵、赤身の肉や魚、玄米、そば、黒砂糖、 黒豆、味噌、しょうゆ、などです。
筋肉で温活
体温の4割は筋肉からつくられているので、筋肉力を増やせば発熱量もアップします。
筋肉の約70%は下半身に集中しているので、おしりや太ももやふくらはぎなどの大きな筋肉を鍛えれば温活効果が期待できます。
・10回だけのスクワット
スクワットと聞くと足腰がガクガクになるイメージがありますが、ゆっくりとしたスクワットを10回だけなら大丈夫です。
足を肩幅に開いて、前かがみにならず膝が直角にならないぐらいまでゆっくりとかがんでから腰を上げます。
ゆっくりと動いていると、いがいと良い運動になりますよ。
・ながら運動でふくらはぎを鍛える
ふくらはぎには、心臓に戻る血液を送り出すポンプとしての機能があります。
ふくらはぎを鍛えることで血流が良くなり、体全体を温めることができます。
鍛える方法は簡単で、かかとを上げてつま先立ちになり、かかとを下ろします。
この動作を30回ほど繰り返すだけです。
私は朝晩の歯磨きをしている時に行って、無理なく習慣にしていますよ。
・ウォーキング
ジョギングはハードルが高い…という方もウォーキングなら始めやすいですよね。
腕をしっかりと振って大股で早歩きをすればウォーキングでも筋力アップができると聞いて、私も週に2、3回は50分程ウォーキングをしています。
まとまった時間をとることが難しい方は、通勤や買い物の時などにキビキビと歩くだけでも効果がありますよ。
階段を使ったりいつもより少しだけ遠回りしたりと、無理なく続ける事も大切ですね。
お風呂で温活
日本人はお風呂好きなので、無理なくリラックスをしながら温活をするにはもってこいですね。
炭酸効果のある入浴剤を使うとより効果的です。
10分~15分ほど38~40℃程のお湯に肩まで浸かって、じんわりと汗をかくと体が芯から温まって血行促進します。
汗が出ると体温が1度上がり、免疫力が5~6倍になるといわれています。
首・おなかを温める
首・手首・足首には太い動脈が通っているので、ここを温めることで温まった血液がからだの末梢まで届き、効率よく体を温めてくれます。
マフラーやネックウォーマー、手袋やレッグウォーマーで温めましょう。
おなかには たくさんの臓器が集まっているので、お腹を温めると腸内環境が良くなり臓器の働きもよくなって、全身に温かい血液が流れて手足がポカポカになります。
カイロや腹巻を使うとおなかと腰が温まりますよ。
温活を習慣に
寒い時期や冷えた時だけではなく、普段から体を温める習慣をつけることが本来の温活です。
体に良いからと色々なものを食べたり、きつい運動をするよりも温活を習慣にして免疫力を上げる方が健康維持をしやすいですよね。
すべての温活を実践するのは難しいと思いますが、自分に合ったものをみつけて習慣にすれば毎日元気に過ごせそうです♪
まずは2週間を目安に温活を実践してみましょう!